電気事故を起こさないために

地震に備えて

〜機器の固定は確実に〜

過去の地震における受電設備の被害は、キュービルや変圧器など機器の移動、転倒によるものが多く、この原因としてはアンカーボルトで固定していなかったものや、ボルトの強度不足が見受けられました。これらのことを教訓に、同じ被害が起こらないよう受電設備を見直しましょう。

被害事例

  • 引込柱の揺れや傾斜により開閉器が脱落し電線が断線
  • キュービクルの傾斜や地盤沈下によりケーブルが引っ張られ損傷
  • 変圧器の移動や転倒によるブッシングの破損

地震対策

  • アームや開閉器の取付ボルトは強度に余裕を持ったものを使用し、緩まないように施工する。
  • 基礎を強固にし、キュービクルは アンカーボルトで確実に固定する。また、引込ケーブルにはフレキシブルな配管を使用し、ケーブル長にも余裕を持たせる。
  • 変圧器、コンデンサなどの機器は ボルトで強固に固定する。