事例集の発刊

『電気事故未然防止事例集』の発刊について

当協会は、2011年に『電気事故未然防止事例集』を発刊しました。

本事例集は、当協会が発行する広報誌「電気と保安」に掲載した過去10年間の電気事故未然防止事例を収集、再編集したものです。電気保安管理業務の一環として定期的に実施している電気設備の点検・測定等において、電気設備の劣化による異常や施設不良などの不良箇所を発見し、そのまま放置しておけば起こるであろう電気事故を未然に防止した事例を紹介しています。

電気保安業務は、すがたの見えない業務形態であり、優劣の判断をすることが難しいものですが、本事例集では電気保安を「見える化」することにより、電気の安全に対する意識を高めていただくことを目的としています。

掲載事例は、未然に防止した電気設備を3つに分類するとともに、放置した場合に予想される電気事故を4つに区分して表示しています。

○設備分類 (1)引込設備編 (2)受電設備編 (3)負荷設備編
○電気事故区分 (1)停電 (2)感電 (3)火災 (4)設備破損

本事例集は、①電気安全講習会や講演会、②電気使用安全の周知・啓発、③保安業務従事者等を対象とした技術教育用資料などに、幅広く活用しています。