電気主任技術者の役割りと外部委託承認制度

電気主任技術者の役割りと外部委託承認制度

電気主任技術者の役割りとは?

自家用電気工作物の自主保安を確保するため、「保安規程」に基づき、設置者の電気スタッフとして、主に次の業務を行う必要があります。

  1. ① 電気設備技術基準への適合を維持するため、電気工作物を定期的に巡視、点検、測定および試験を行い設置者が取るべき措置について助言する。
  2. ②国の立入検査に立ち会う。
  3. ③従業員への保安教育を行う。
  4. ④電気料金の削減など経費節減に関する提案を積極的に行う。
  5. ⑤法令に基づく国への届出、報告書類の作成を行う。
  6. ⑥電気事故発生時の対応、再発防止のための点検および措置を行う。
電気主任技術者はどのように選ぶの?

第三種電気主任技術者以上の有資格者を選任することを原則としていますが、有資格者の要員確保や、経済的負担の軽減などから、「外部委託承認制度(主任技術者を外部に委託する制度)」により選任しないことができます。

その承認は、「別に定められた要件に該当する者と保安管理業務に関する委託契約を締結し、保安上支障がないもの」とされています。

外部委託承認制度とは?

電気主任技術者を外部に委託する制度です。

自家用電気工作物の設置者は、電気主任技術者の選任(事業場ごと)をしなければなリませんが、一定の要件を満たす法人または個人と、一定の条件の下で保安管理業務の委託契約を結び所轄の産業保安監督部長の承認を受けた場合、電気主任技術者を選任しないことができます。(電気事業法施行規則第52条第2項)

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