調査業務における体験談 vol.93お客さまと一緒に漏電箇所を発見
愛媛支部 調査サービス課 堀江 優大
入社してもうすぐ2年目になろうとしています。最近では、自分の仕事のスタイルも確立できてきたと感じています。今回は、お客さまと一緒に漏電の原因を突き止めた例についてご紹介したいと思います。
入社して一年が経ったころ、年季の入った門構えのお宅へ定期調査で訪問しました。普段どおりご説明したあと、電力メーター付近で漏れ電流を測定すると、基準より高い数値が検出されました。lor測定用ユニットで再測定を行っても数値は変わらず、漏電の疑いがあると判断しました。
お客さまに状況を説明し、屋内の分電盤も調査させていただくことになりました。分電盤は主開閉器の漏電遮断器から12回路分岐しており、漏れ電流の数値は「異常なし」でした。不思議に思い、分電盤の奥を確認したところ、主開閉器の漏電遮断器2次側からカバーで隠された分岐配線を発見しました。
お客さまに他にも分電盤がないか確認したところ、「分電盤はここしか無い」とのことでした。しかし、諦めずに許可をいただて、その配線を切り離して確認すると、漏れ電流値が基準値内に収まりました。
これにより、切り離した配線系統で漏電の疑いがあることが分かりました。
お客さまにご説明し、配線を切り離したことで停電した箇所を確認したところ、自宅で教室を開いているダンススタジオの一室に電気が来ていないことが判明しました。
6回路の分岐があり絶縁測定をしてみると、コンセントと表記された回路が0.07MΩで絶縁不良であることが分かりました。
お客さまに漏電の危険性を伝えると「ダンス教室で暖房器具やオーディオを使用するので、すぐ修理します。」とおっしゃっていただきました。
後日、改修したと通知が送られてきたので、再訪問したところ「コンセントのひとつが不良でした。火事にならんで良かった。ほんとありがとうね。」と感謝の言葉をいただき、大変うれしく思いました。
この体験から、親身になってお客さまに寄り添い、丁寧に調査することの大切さを学びました。今後もこの経験を生かして日々の業務に励んでいきたいと思います。
