定期調査時の体験談

調査業務における体験談 vol.65真っ暗で困ってます

愛媛支部 調査サービス課 村上 翔一

「トイレの電気が点かなくなって、真っ暗なので困っています。見てもらえませんか」
電気の安全調査で訪問したお宅でこのような相談があり、点灯しない原因を調べることにしました。お客さまは、高齢のご婦人でした。
トイレの天井に設置された白熱電球がずいぶん前から点かなくなって、新品に交換したのに点かないというお話でした。

点灯しない原因として、まずはトイレの入り口にあるスイッチの故障を疑いました。スイッチを入れてソケットまで電気がきているか確認したところ、異常はありませんでした。
スイッチを調べていると、お客さまが「安かったので買いだめした」と、新品の電球を3個持ってこられました。試しに次々、その3個をソケットに差し込んでみましたが、どれも点灯しません。
「いったい何が原因なのか」考えること数分……。今度は、別の部屋の電球を外してきてソケットに差し込んだところ、ようやく点灯しました。
どうやら、安い電球の形状に問題がありそうでした。見た目にはわかりませんが、若干サイズが小さく、ねじ込み部分が、ソケットにきちんと接触していませんでした。

お客さまに原因を説明したところ、「そうでしたか。安いと思って買ったのに」と笑いながら、「おかげさまで、原因がわかってよかったです」とよろこんでくださいました。

白熱電球は、電球形蛍光ランプや電球形LEDランプへの切り替えが進んでいます。でも、まだ白熱電球を使用されているお宅も多いと思います。(我が家もです 笑)
白熱電球をLEDランプにすれば、寿命は40倍、電気代は6分の1になります。(一般的な性能比較)
「次はLEDランプを買われたらいいと思います。金額は高いですが、寿命が長いので電球交換の手間がかからないし、電気代は安いし、長い目でみたらお得ですよ」とお客さまにおすすめしました。

今後もお客さまの相談に誠実な態度でお応えしていきます。