定期調査時の体験談

調査業務における体験談 vol.56まさか、こんなところに!

香川支部 調査サービス課 牛島 昌英

ある日、一般家庭のお客さまから「最近、漏電ブレーカーがよく動作するので点検してほしい」と電話相談がありました。通常、お客さまからのご要望にお応えし漏電調査を行う場合は有料となりますが、当該お客さまは4年に一度の定期調査を近々予定していたことから、お客さまと日程を調整して定期調査(無料)として伺うことにしました。

当日、お客さま宅において、漏電ブレーカーが動作した時の状況をお聞きした後、目視点検や絶縁抵抗の測定などを行いました。その結果、異常はなく、「どうしたものか」と考えながら、もう一度、漏電ブレーカーが動作した時の状況をお聞きしました。すると「そう言えば」と話し始めたお客さまが「あの時、郵便屋さんのバイクの音がしていた気がする」とおっしゃいました。
こちらのお宅の郵便ポストは、ブロック塀への埋め込みで、照明器具が付いていたのです。「一応、確認してみよう」というぐらいの気持ちでフタを開けてみたところ、ポストの中に照明器具の電線(ビニルコード)の接続部分があり、そこに巻いていた絶縁テープが剥がれ、内部の金属部分が露出している箇所がありました。「これが漏電の発生原因かもしれない」と思い、絶縁テープで補修し、しばらく様子を見てもらうことにしてその日は帰りました。
後日、お客さまにその後の様子を確認したところ、「あれから一度も漏電ブレーカーは動作していない」と言われ、ほっとしました。

漏電の調査は、漏電が発生している時でないと原因の特定が難しいことも多いのですが、今回のようにお客さまとの会話次第で原因を見つけることもできるのかと、改めて問診の大切さを学びました。
今後もお客さまとの問診を大切にしながら電気を安全・安心してお使いいただけるよう調査業務に取り組んでいきたいと思います。