定期調査時の体験談

調査業務における体験談 vol.52電気の安全守ります

香川支部 調査サービス課 白川 智也

電気の安全調査でお客さまを訪問した時のことです。
お客さまに、法律に基づき4年に一度の電気設備の定期調査に伺ったことをお伝えすると、了解をいただけました。早速、玄関横の電力量メーターにて漏れ電流測定を行い、異常がないことを確認しましが、電力量メーター二次側CVケーブルの被覆が経年劣化して剥がれ、充電部が露出していました。

玄関のすぐ近くと言うこともあり、誤って触れてしまうと感電のおそれがあるため、お客さまにその旨お伝えし、直接不良箇所を確認していただきました。このままでは危険であり、改修が必要なことを説明しました。また、調査結果と一緒に渡している電気安全のパンフレットを参考に、財産分界点以降の引込口配線はお客さまの設備となり、お客さまで改修していただく必要があることも説明しました。
すると、納得していただいたお客さまから「普段気にしていない場所なので定期的に点検に来てくれるのはありがたい。感電などする前に不良箇所がわかってよかった」と感謝の言葉をいただきました。また、その場ですぐに電気工事業者に連絡し、改修していただけることとなりました。

過去には、CVケーブルの被覆劣化による感電死亡事故も発生しています。お客さまにおかれましても、電気を安全に使用するため、コンセントやコード、アース線、漏電ブレーカーの動作確認などの電気設備を忘れず定期的に点検しましょう。電気の安全調査は、お客さまの財産を守る重要な点検です。これからも詳細な調査を行い、不良箇所を発見し、感電事故の防止など電気安全を守っていきます。