デマンド導入事例

デマンド監視サービス導入事例紹介 9 「エコワン」による“見える化”で大きな成果!

トヨタカローラ高知株式会社 さま

住所 高知県高知市一宮南町1丁目9番10号
TEL 088-845-0111

昭和40年より県下一円で事業展開されている「トヨタカローラ高知株式会社」さま。本社のある一宮店は、高知市内の北東部に位置し、カローラカラーである鮮やかなオレンジ、そして入口のセイルタワーがひときわ目を引く建物になっています。
3つのセイルタワーは、「お客さまの笑顔と社員の笑顔そして地域社会繁栄のために企業活動をします」という経営理念の三本柱と、主力事業の「新車販売、中古車販売、メンテナンス・車検サービス」をイメージしています。
今回、ホワンくんは、電気使用状況の「見える化」で大きな成果をあげられた「トヨタカローラ高知株式会社」さまをお訪ねし、取締役管理部長の前島さま、総務課係長の宮﨑さまにお話を伺いました。

デマンド監視サービス導入のきっかけは?

もともと省エネには興味があり、現在のブームに先駆けて平成21年に30kWの太陽光発電システムを設置しました。その後、さらなる省エネを模索していたところに、保安協会さんからデマンド監視サービスの話があったのです。
デマンド監視サービスを導入すると、デマンド削減はもちろんのこと、電気使用状況の「見える化」による使用電力量削減の効果も期待できるということで導入に踏み切りました。

導入後の感想は?

導入当初は慣れていないため、デマンド監視装置の警報がよく鳴り、その対応に苦慮しました。何度も保安協会さんに来てもらって、目標デマンド値が高過ぎず低過ぎず、最適な値となるよう設定の調整をお願いしたり、空調設備などの上手な使い方のアドバイスを受けたりしました。そのうちにコツをつかむことができて、デマンド警報の鳴る回数が少なくなり、デマンド値も減少してきました。
警報装置は事務所に設置していますが、デマンド表示装置「エコワン」は、お客さまへのPRも兼ねてショールームに設置しています。「エコワン」は、リアルタイムに電気の使用状況を「見える化」でき、画面表示が分かりやすくていいですね。
30分ごとのデータをグラフ化することで、今まで見えていなかった電気の使用実態がよくわかるようになりました。毎月の実績を従業員全員で共有し、みんなが省エネ意識をもって行動したことが大きな成果につながったと思います。

運用改善の実施内容は?

運用改善として実施しているのは、空調機のスイッチ近くに「節電」を促す掲示をしたり、使用していない場所の照明を消したり、誰にでもできることです。
ショールームは、お客さまに快適に過ごしていただくため、温度調整が難しい場所ですが、空調負荷の一番大きい場所でもあります。デマンド抑制を意識して試行錯誤しながら、空調設備の運転管理をしています。
なお、太陽光発電の出力は天候に左右されるために、晴れの日と雨の日ではデマンド値が大きくちがいます。そのため、目標デマンド値の設定については、いまだ悩ましい部分があります。

設備更新の実施内容は?

設備更新としては、照明器具のLED化を積極的に推進してきました。使用時間が長くて消費電力量が多い照明器具から順に着手し、まずはショールーム、次に作業場、屋外看板、事務所とLED化を進めました。その後は、屋外のアッパーライトやスポットライト、屋外展示スペースの水銀灯についてもLED化を進め、消費電力の抑制に大きな効果をあげました。今では照明器具のほとんどがLEDになっています。
LED化は、屋内照明からの発熱が減少するので、冷房時の空調の消費電力抑制も期待できます。また、長寿命なので、高所に設置している照明器具のランプ交換の頻度が少なくなり、交換費用を抑えることができるのもLEDの長所ですね。

今後の方針は?

当社はエコ企業として、ハイブリットカーの代名詞ともなったプリウスをはじめとしたエコカーの進化とともに日々、精進していきたいと考えています。
そして今後のさらなる省エネに、従業員全員で一致団結して取り組む方針です。