デマンド導入事例

デマンド監視サービス導入事例紹介 44デマンド警報表示器の追加と設備の同時使用回避によりデマンド削減

株式会社さわ さま

住所 徳島県徳島市東沖洲町1丁目1-5
TEL 088-636-0088
URL http://www.sawa-food.com/

「株式会社さわ」さまは1985年の創業以来、“手づくり弁当”を理念とし、お子さまからお年寄りまでどなたにも喜んでいただける豊富なメニューとバリエーションで、多くの皆さまに支援されています。食材には徳島の旬のものをふんだんに使用し、徳島県の農林水産物「とくしまブランド」を活用した食育の応援や、近年の健康ブームに先駆けてカロリーを650kcal以下に抑えたヘルシーランチ、国産野菜を200gも摂取できる冷凍弁当などの健康サポート食にも注力されています。
 今回、ホアンくんは「株式会社さわ」さまをお訪ねし、代表取締役の森永さまにデマンド監視サービスの活用状況をお伺いしました。

デマンド監視サービス導入のきっかけは?

現工場に移転するタイミングで、設備容量を3倍に増設しました。電気代も上がるだろうとは思っていましたが、実際には想像以上でした。

そこで、四国電気保安協会の担当者に相談したところ、「電気料金の削減には、基本料金の算定基準となるデマンド値の低減が一番の近道である」ことを教えてくれました。そして、デマンド値低減のために効果があると提案してもらったデマンド監視サービスの導入を決めたのです。

デマンド監視サービス導入後の感想は?

稼働する設備の種類や台数によって、デマンド値がどのように変化するのかが一目で分かるようになり、運用改善によってデマンドを抑制できるようになりました。

我々のような弁当を製造している工場では、午前中がピークとなるため、稼働設備の優先順位を付けて、この時間帯はできるだけ同時使用を回避するようにしたり、警報が鳴った際にはどの設備を停止するのかをあらかじめ決めておきました。また、急速冷凍機を使用する冷凍弁当はピークを過ぎた午後の時間帯に製造するようにもしました。

従業員にはこうした運用方法を継続して教育しており、デマンドへの意識もかなり高まってきました。おかげで、今では目標値を超えることなく電気代も削減できて満足しています。

苦労された点は?

当初、デマンド警報表示器は事務室に1台設置していましたが、作業場との連携がうまくとれなかったり、早朝に警報が発生しても事務室が不在だったりで、設備の停止が間に合わないことがありました。そこで作業場の責任者や担当者にもリアルタイムで情報が見えるようにデマンド警報表示器を増設することにしました。現在、デマンド警報表示器は3台で運用しているので、責任者や担当者が何処にいても警報発生時に素早く対応できるようになりました。

省エネに関する今後の計画は?

現在は、人の出入りが多い場所や不在となる時間が多い場所を中心に、人感センサーを導入し照明の省エネを図っています。

従業員の省エネに対する意識も高まってきたことから、今年度は、保安協会さんにお願いして、デマンド目標値を195kWから180kWへ変更しました。

これで電気料金が下がれば、その分をLEDなどの高効率機器への更新費用に充て、さらに電気料金が下がるといった好循環を生み出せればいいなと思います。

その際はまた、保安協会さんに色々協力してもらえればと考えていますので、よろしくお願いいたします。