デマンド導入事例

デマンド監視サービス導入事例紹介 32デマンド値「見える化」で新たな発見!

株式会社 ウッディ アシロ さま

住所 徳島県三好郡東みよし町足代1135番地2
TEL 0883-79-2193

株式会社 ウッディ アシロさまは徳島県三好郡ののどかな山間に位置し、内装材(フローリング・壁)の製造販売を手掛けており、昨今のDIY人気や健康志向の追い風も受け、ひのき・すぎの香りがする内装材として販売も好調です。
特に、国産ひのきのフローリング材は好評であり、自然油(えごま油)による人・環境にやさしい塗装やUV塗装により水や汚れに強く掃除のしやすいフローリング材に仕上がっています。また、オイルカラーもありお客さまのニーズに合った製品提供が可能です。
今回、ホアンくんは「株式会社 ウッディ アシロ」さまをお訪ねし、社長の川原さまにお話を伺いました。

デマンド監視サービスの導入のきっかけは?

通常の電気設備点検の折に、軽い気持ちで「年々電気料金が増加している。」とお話ししたところ、保安協会の点検担当者は電気料金には基本料金があることやその基本料金は30分のデマンド値で決まっていることなどを親切丁寧に教えてくれました。
また、原則初期費用無料で基本料金を抑制するためのデマンド監視装置を設置できるとお聞きし、導入することを決めました。

デマンド監視サービス導入後の感想は?

警報表示器は、常に従業員がいる事務所に設置しました。また、工場内にもパトライトを設置することで、工作機械が稼働していても警報を見逃すことがなく大変助かっています。
導入当初は、警報が発生した時に、工作機械を停止してデマンド値を抑制する程度で、頻繁に表示器を確認することはないだろうと考えていました。しかし、実際に表示器が設置されると、やはり気になるものですね。始業時や昼休み明けの機器の立ち上げ時には、よく表示器に目をやるようになりました。それは、私だけでなく従業員にも同じのようです。
実際にデマンド警報が発生した場合は、工作機械を1~2台停止しています。機械を停止しても、従業員は別の工程の作業を行うことで生産量に支障が出ることはありませんし、稼働スケジュールを見直すことで効率的に仕事ができています。

新たな活用方法の発見!

デマンド監視装置を導入し、常に「見える化」することであらためて分かったことがあるんですよ。
木工関係の工場には、必ずと言っていいほど存在する集塵機にはバグフィルターが付いていますが、バグフィルターが木屑・ヤニで目詰まりを起こしてくると消費電力が上がるんです。以前から意識していたことではあるんですが、実際に数値として見えることでよく分かります。当社ではデマンド監視装置がフィルターの清掃・取り替え時期も教えてくれています。
  それに、モーターの異常も発見することができました。材料や時期によっては工作機械のモーターが過負荷状態になることがあるんです。いつもと同じように利用していても、デマンド値が高い場合は一度工作機械の点検を行うようにしています。

今後の省エネに関する計画は?

照明器具のLED化を考えています。現在は故障した照明器具から順次LED照明へ取り替えています。今後、故障する照明器具が多く発生するようであれば、工場全体をLED照明へ更新したいと考えています。

取材を終えて

川原社長の話をお聞きして、ホアンくんもデマンド監視装置の新たな活用方法を見出しました。こうしたデマンド監視装置の別の可能性を考えて、これからの業務にも活かしていきたいと思いました。