デマンド導入事例

デマンド監視サービス導入事例紹介 3 設備更新と空調の自動制御でデマンド値の大幅ダウン!

社会福祉法人ルボア
介護老人保健施設 サンライズ屋島 さま

住所 香川県高松市新田町甲2723-2
TEL 087-841-8090

「サンライズ屋島」さまは、国立公園屋島を一望できる恵まれた環境の中で、生活ケア・医療サービス・リハビリ等を受けることができる介護老人保健施設※です。
明るい家庭的な雰囲気の施設では、安全とやさしさにあふれたサービスが提供されています。

※介護老人保健施設とは…
介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰をめざすために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、理学療法士や作業療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。
利用者一人ひとりの状態や目標に合わせたケアサービスを、医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制を整えています。

今回、ホワンくんは、デマンド値の大幅ダウンを実現された「サンライズ屋島」さまをお訪ねし、事務長の谷本さまにお話を伺いました。

平成23年度にデマンド値が大幅ダウンしていますが、取り組みのきっかけは?

平成22年の春、保安協会さんのすすめでデマンド監視サービスを導入したことが、その後の取り組みへのきっかけになりました。
デマンド監視装置を設置してからは、30分ごとの電力使用量の推移がわかるようになりました。使用量のグラフを見ると、いつピークが出ていたのか、どこを減らすことができそうかなど、これまで気がつかなかったことも見えてきます。
自然と、デマンドに対する関心が高まり、デマンドを下げる対策をいろいろと考えるようになりました。
そんな頃にタイミング良く、空調メーカーさんから国土交通省の補助金の情報をいただき、空調や照明などの設備更新の話に発展していったのです。

設備更新の内容は?

設備更新は、平成23年春に実施しました。
補助金が活用できたことに加えて、建物竣工から14年が経過して、ちょうど設備更新時期だったということもあり、実施への決断が早かったですね。
設備更新の内容は、次のとおりです。

【 設備更新の内容 】

空調:ビル用マルチ方式の空調(室外機9台、約200馬力)

設備更新と同時に、デマンド監視装置から空調設備の集中コントローラーへ信号を送り、自動制御するシステムを導入。

照明:蛍光灯からLEDへ取り替え(555本)

器具を流用し、イニシャルコストを低減。

ガラス:単板ガラスから複層ガラスへ取り替え

既存のサッシを流用し、イニシャルコストを低減。

屋根:天井裏断熱(グラスウール)

既設天井内に断熱材を敷設。

設備更新後の感想は?

設備更新前のランニングコスト試算では、大きなコスト削減につながるという計算結果になっていましたが、本当にそのとおりになってうれしいですね。
思い切って設備更新をしてよかったと思っています。

今後の省エネ対策は?

まだ設備更新を実施していない照明器具がありますので、今、その部分のLED化を検討中です。
誘導灯は、老朽化したものから順次、高効率タイプのものに取り替えしています。
また、運用改善についても継続して実施できるよう朝礼で呼びかけたり、職員会などで話し合いの場をもったりしています。
これからも、まだまだデマンドを減らしていきたいと考えています。