アゴラマルシェには、「産直・物産品エリア」以外に、「フードコート」「石窯パン工房」「カフェ」などがあります。ピザなどを焼く石窯だけは薪を燃料としているので電気を使いませんが、それ以外の設備はすべて電気を使っています。
新しい施設なので、照明はほとんどLEDが使われ、他の機器も省エネタイプなのですが、年中無休で営業していますので、年間の電気使用量は相当な量になります。
オープンして2年目となり、電気使用量削減のために何らかの対策をしなければと考え、以前から知っていたデマンド監視装置の導入を検討することにしたのです。
そして慎重を期して、保安協会さんだけでなく、他社からも提案してもらって、サービス内容を比較検討することにしました。その結果、保安協会さんの装置の方が断然わかりやすく、金額も安かったので、迷うことなく、すぐにデマンド監視サービスを導入することにしました。
併せて、空調の自動制御も、「快適性を維持したまま、手間をかけずに確実にデマンド抑制ができる」と保安協会さんから勧められ、施工をお願いしました。

当社は、お客さま満足度を高めると同時に、従業員満足度を高めることも重視した経営をしており、従業員にはムリやガマンを強いることなく、快適な環境で働いてもらいたいと思っています。
ある時は、フードコートで調理する従業員から「厨房内が暑い」という話があったので、すぐにスポットクーラーを追加設置して対処しました。
一方、ムダをなくすことは、機会あるごとに従業員への意識付けをしています。特に営業時間が終わる18時には必要のない照明はすぐに消し、ショーケースにカバーをすることを徹底しています。
実は、平型ショーケースのカバーは当初、ホームセンターで買ってきたものを使っていましたが、色が良くなかったので今は別のものにしています。こんなふうに自ら考え、工夫しながら、ムリのない省エネ対策をしています。