デマンド導入事例

デマンド監視サービス導入事例紹介 25少ない費用で、できることから省エネ対策!

トンボブラザーズ株式会社 さま

本社工場 高知県室戸市室津2154
TEL 0887-23-3151
吉良川工場 高知県室戸市吉良川町乙5279 
TEL 0887-25-3165

学生服メーカー「トンボ」のグループ会社である「トンボブラザーズ」さま。
高知県東南部の室戸市にある本社工場と吉良川工場では、女子通学服のスカートを品質最優先で制作しています。制作するスカートは学校ごとにデザインが異なり、14種類のサイズから注文を受けたもの。ミシンやアイロンなどを使って、一枚一枚仕上げていく工程は、職人技が光ります。
今回、ホワンくんは、2つの工場にデマンド監視サービスを導入していただいている「トンボブラザーズ」さまをお訪ねし、取締役生産部長の清兼さまにお話を伺いました。

デマンド監視サービスを導入したきっかけは?

本社工場にデマンド監視サービスを導入したのは、平成21年ですから、もう7年になりますね。導入のきっかけは、エアコンがフル稼働する夏と冬のデマンド値を下げたいと考えたことからでした。
一方、吉良川工場への導入は、27年6月で、まだ1年経っていません。本社工場よりも規模が小さい吉良川工場では、以前はそれほどデマンド監視の必要性を感じていなかったのです。
ところが、平成26年に、エアコンの一部を更新したことでデマンド値が下がり、その推移に注目するようになったことが、吉良川工場へのデマンド監視サービス導入のきっかけになりました。

導入後の感想は?

それぞれの工場では、みんなが見やすい場所にデマンド表示器を設置しています。毎日仕事をしながらデジタルで表示される数字を目にすることで、自然にみんなで省エネしようという意識になっているようです。

具体的な省エネ対策は?

まずは少ない費用で、できることから取り組んでいます。
アイロンは、朝一斉に電源を入れると最大デマンドが発生する原因になるので、グループ分けをして2段階で電源を入れるようにしています。
エアコンは、夏場に室外機へ散水すれば省エネになりますが、装置を購入するとけっこう費用がかかるので、自分で制作しました。さらに室外機への日よけとして、冷房期間中は、よしずを立てかけています。
ガラス窓には、カーテンより省エネになるブラインドを取り付けています。
また、工場内が無人となる時間帯はブレーカを切っています。本来の目的は、電気火災を防止するためですが、これが大きな省エネになっていますね。

省エネに対する今後の計画は?

最近のミシンは、消費電力が少なくなっています。従来型に搭載されているモータは500W~750W程度ですが、最新型は400W~500W程度とワンランク小さくなる上に、モータが回転しない待機時は省エネモードになるという仕様になっています。ただし高額なので、最新型への更新は年に数台というペースですね。
その他には、照明のLED化や、コンプレッサの高効率型機種への取り替えなどを検討したいと思っています。