デマンド導入事例

デマンド監視サービス導入事例紹介 22電気を多く使う「めっき工場」でも大活躍!

株式会社 トミー さま

住所 愛媛県松山市美沢2丁目5-5
TEL 089-925-5708

昭和21年創業から約70年、豊富な経験と確かな技術に基づき、脱脂洗浄から各種めっきまで一貫した生産体制を敷く「トミー」さま。農業用・建設用機械部品、弱電機器部品の加工だけでなく、美術工芸品の製作にも力を入れています。
今回、ホワンくんは、昨年7月にデマンド監視サービスを導入された松山市の「トミー」さまをお訪ねし、社長の橋本さまと工場長の田辺さまにお話を伺いました。

デマンド監視サービス導入のきっかけは?

当社の電気主任技術者は、過去には従業員を選任していましたが、平成14年から保安協会さんに外部委託しています。
デマンド監視装置は、保安協会さんに電気主任技術者の仕事をお願いする前から、すでに自社で設置した装置があり、電気料金削減のために長年活用してきました。
当社の契約電力は、530kWという頃もありましたが、近年は500kW未満を維持しています。保安協会さんにも、以前からデマンド対策のアドバイスをしてもらうなどお世話になっていました。
こうした中、10数年使用してきた自社設置のデマンド監視装置をそろそろ取り替えようかということになり、保安協会さんにすすめていただいたデマンド監視サービスを導入することにしたのです。
買い替えするという選択肢もありましたが、保安協会さんのサービスのほうが良さそうで、お願いすることにしました。

導入後の感想は?

デマンド監視装置の設置や目標値の設定などは、すべて保安協会さんにお任せできるし、省エネのアドバイスもしてもらえるので安心です。月々のサービス料金を支払っても十分にメリットがあります。
新たに設置してもらった装置は、数字の表示が大きくて見やすいですね。また、調整電力量(デマンド超過を防ぐため、削減すべき電力値)が表示されるのは便利です。
そして、工場だけでなく、どこでもWeb上で電気の使用状況が確認できるのも良いですね。
デマンド監視サービス導入に合わせて、デマンド警報が出た時にすぐに気が付くよう、パトライトも新設しました。
実は今年の夏、生産設備の増設があり、デマンドが500kW以上になってしまうのではないかと心配していましたが、おかげさまで、今のところ契約電力は現状維持で推移しています。

具体的なデマンド対策は?

以前に保安協会さんからアドバイスをもらい、デマンド警報が出た場合の対応マニュアルを作成しています。
電気設備の使用を制限する手順を決めたものですが、警報が出ると、まず工場内にマイク放送をして、スポットクーラーの使用を制限するよう指示を出します。スポットクーラーは複数台あるので、優先順位をつけて順番に送風運転に切り替えます。
さらにデマンド警報が継続する場合は、電気乾燥炉の運転を停止することにしています。
この方法で、これまで500kW以上になることはありませんでした。

省エネに関する今後の計画は?

すぐにできそうな設備更新として、照明設備のLED化を検討しています。