

現在、徳島県内で唯一「村」として残っている佐那河内村のお客さまを定期調査で訪問した時のことです。ご主人にご挨拶し、電気安全パンフレットをお見せして、4年に1度実施している電気の定期調査の目的や内容について説明を行い、快く了解をいただき調査業務を開始しました。
最初に屋外引き込み口配線の点検を実施し、次に電力量計の二次側で漏れ電流を測定したところ、電灯回路にて規定値を超えた漏れ電流が流れていました。このため、ご主人に測定値の確認と屋内点検の了解をいただき、屋内分電盤内の点検と不良回路の調査を実施したところ、不良回路は作業小屋へ配線しているものであると判明しました。
お客さまに作業小屋についてお尋ねすると、農機具小屋の照明回路に使用しているとのことでした。小屋の電気設備を確認したところ、コンセント回路からケーブルを使用し屋外へ配線しており、この回路が漏洩電流の原因であることが判明しました。さらに配線先を調査したところ、コンセントからキャプタイヤケーブルを用いて数十メートル先にあるビニールハウスに施設された換気設備に配線されており、配線に使用されているキャプタイヤケーブルは露出でころがし配線となっていました。そのため、経年劣化により随所に絶縁被覆の亀裂が見受けられ、また、土に直接埋まっている個所もあり、絶縁抵抗値も0.01MΩと低下していました。
ご主人にケーブルの劣化状況の確認と取り替えをお願いしたところ、「配線があることも忘れていたし、今後も使用しない」とのことでしたので、了解をいただき不良個所をコンセント回路から切り離し、再度、漏洩電流測定を実施して漏洩電流が少なくなったことを確認いただきました。
また、電気に関することで何かお困りのことがあればとお聞きしたところ、「裏山の電柱に絡まっている蔦の処置に困っている」とのご相談がありましたので、直ぐ現場確認をし、電力に処理をお願いするご用承り票を作成しました。そして、今後もこのようなことがあれば電力へ連絡をしていただくようお願いし、お客さま宅を後にいたしました。
これからも色々な経験を積み、お客さまから一層のご信頼をいただけるよう高品質な調査サービスの実践に努めたいと思っております。