
●設備の状況
雑居ビルのお客さま構内の電柱上設備を点検していた時のことです。
●発見時の状況
月次点検にお伺いし、ごあいさつ・問診を終えて、構内電柱上に設置されている電気設備の点検を開始しました。
高圧引込開閉器、高圧ケーブル端末部について異常はありませんでしたが、何か違和感があるのを感じとりました。調べていくと電柱の中間部ぐらいに設置されていたネオン看板が、一部取り替えられていました。さらに観察していくと、高圧ケーブルの防護管が無い部分にネオン電線がくい込み、高圧ケーブルのビニール外装および内部絶縁体にも傷が見受けられました。
(ネオン看板を取り替えた際に、ネオン電線相互接続部絶縁用の碍管(がいかん)がずれた状態でネオンを使用したのが直接の原因であると判断しました。)

●応急処置等
当該お客さまの高圧引込開閉器には漏電保護装置がなく、高圧ケーブルが損傷し漏電すると、付近一帯が停電(波及事故)に至ります。即、お客さまに状況を説明し、本復旧には時間を要すことから四国電力・四電工の支援を得て、仮開閉器、非常対応用ケーブルを設置し、仮受電を実施しました。また数日後には漏電保護装置付き高圧引込開閉器、高圧ケーブルの取り替え工事を終え本復旧しました。
●今後の取り組み
今回の件につきましては、ビル所有者(連絡責任者)に連絡がないままネオン取り替え工事が行われ、後にこのような結果に至ったことから、お客さま、電気工事業者には日頃から、軽微な設備変更時にも事前に相談していただくようお願いするとともに、点検時には軽微な変化も見落とさないよう注意を払い、事故未然防止に努めてまいります。