
≪波及事故≫

●事故概要
- 当該事業場の受電用遮断器(以下、VCB)の劣化により、短絡・地絡事故が発生し、停電発生。ただし、この時は区分開閉器(以下、G付PAS)が動作し、再閉路は成功した。(V0=1,160V)
- 主任技術者は、当該事業場および工事業者に連絡し現場に向かっていたが、当該事業場の従業員が、主任技術者の到着を待たずして独断でG付PASを入れてしまい、波及事故発生。(V0=930V)
- 電力会社が配電線を切り分け操作した結果、当該事業場が原因と判明。当該事業場を切り離し、配電線全線復旧。
- 停電戸数は172戸。
- この波及事故で、近隣事業場のITソフトに障害が生じた。
●事故原因
- 当該事業場に設置していたVCBは、絶縁劣化の可能性があるため平成11年10月よりメーカーから取り替えの要請が出ていた。電気主任技術者は、取り替えを設置者に依頼し、平成20年10月に取り替えを予定していた。
- 再閉路成功後、当該事業場の従業員は、主任技術者到着までの間は電力会社に連絡を取り指示を仰ぐよう、主任技術者から連絡を受けていたが、最寄りの電力会社営業所の最新の電話番号を把握していなかったため、電力会社からの指示を受けられなかった。
- G付PASを投入してしまった従業員は、これまで同様の操作をしたことはなく、主任技術者からもそのような指示はしたことがなかった。しかしながら、営業日ということもあり、早急に停電を復旧させないといけないと考え、独断で、G付PASを投入してしまった。
●再発防止対策
- 設備更新等、予防保全に努める。
- 従業員への保安教育の徹底。特に、停電時は、電力会社、主任技術者、工事業者等とよく話し合い、行動する。
- 非常時に関係各所に連絡が取れるよう、常に最新の電話番号を把握する。
平成21年度四国管内電気事故発生件数(平成21年9月15日現在)
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